行政書士として開業したいんだけど、ホームページって自分で作ったほうがいいのかな?それともプロにお願いするべきかな?
それは悩むよね。自分で作れば費用は抑えられるけど、プロに頼めば見栄えや集客効果が高そうだし...。
このように、行政書士のホームページを自作するべきか外注するべきかで悩む人は多いと思います。
この記事では、行政書士として開業を予定している方や、集客に悩んでいる方に向けて、ホームページの自作と外注の選択肢について解説します。それぞれのメリット・デメリットを理解し、自分に合った方法を選びましょう。
行政書士にホームページは必須です
行政書士として開業するには、ホームページの開設は必須です。
WEBで集客を狙う場合はもちろん、WEBでの集客を見込んでいない場合でも、ホームページは事業の信用を支える重要なツールとなります。
名刺やチラシを受け取った相手は、まず最初にホームページを確認します。もし、ホームページが無ければ、真剣に検討している相手に「準備が整っていない」「信頼性に欠ける」といった印象を与えてしまう可能性があります。
また、行政書士の業務は多岐にわたり、専門性も高いため、ホームページは自身の強みや対応可能な業務を明確に伝えるためにも不可欠なツールです。
ホームページは自作でも外注でも、開業時に整備しておくことが望ましいことは間違いありません。
どのようなホームページを作るのかを考える
行政書士ホームページの自作と外注を検討する際には、まずはどのようなホームページを作りたいのかを考える必要があります。
ホームページは、行政書士としての営業スタイルに合わせて設計することが大切です。以下の2つの営業スタイルを例に挙げてみます。
オフライン(対面)営業中心の場合
オフライン営業中心の営業スタイルは、主に対面での営業活動やネットワークを活用した紹介を通じて顧客を獲得する方法です。名刺交換やチラシ配布など、直接的な接触を重視するアプローチです。
その場合は、名刺やチラシ経由でアクセスされることを想定し、信頼性を重視した事務所紹介型のホームページがおすすめです。
事務所紹介型ホームページの特徴
- 目的:信頼性の向上
- 構成:事務所概要、業務内容、アクセス情報などの基本情報を提供する
- デザイン:ブランドイメージを重視し、洗練されたデザイン
- 更新頻度:低め(基本的に固定ページがメイン)
- 主な用途:名刺代わりとして使い、相手に事務所を知ってもらうための補助的なツール
オンライン(WEB)営業中心の場合
WEBからの集客を目指すホームページを作成する場合は、事務所紹介型に加え、コンテンツを充実させた集客型ホームページとすることが効果的です。
集客型ホームページの特徴
- 目的:具体的な成果(問い合わせや依頼など)の獲得
- 構成:問い合わせボタンや電話番号を目立たせ、ユーザーが行動を起こしやすいように誘導
- デザイン:ユーザーの行動を優先し、必要な情報へのアクセスを簡便に
- 更新頻度:高め(ブログや新着情報で頻繁に更新)
- 主な用途:新規顧客獲得や売上向上を目的としたマーケティングツール
このように、行政書士がどのような営業を行っていきたいのかに合わせて、ホームページの形を決めることが重要です。その上で自作するべきか外注するべきかを選択していきましょう。
自作と外注のメリット・デメリット
行政書士のホームページを自作する場合と外注する場合、それぞれにメリットデメリットがあります。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
自作 | ・費用を抑えられる ・更新や修正が自由にできる ・運用スキルが身に着く | ・手間と時間がかかる ・デザインやSEOの知識が必要 |
外注 | ・外注先によっては、プロのデザインで信頼感を高められる ・外注先によっては、SEOや集客に強い構造を実現できる ・時間を節約し、本業に集中できる | ・費用が高くなる ・更新や修正に時間がかかる場合がある ・運用スキルが身につきにくい |
自作の場合は、手間や時間がかかるものの、制作費用を抑えることができる点が大きなメリットです。レンタルサーバー契約とWordpressなどの無料ツールを利用すれば、月額1000円程度からホームページを作成することができます。このため、開業初期で資金が限られている場合に非常に魅力的です。
一方、外注を選べば、外注先にもよりますが、プロフェッショナルなデザインのホームページを作成することができます。その分費用は高くなりますが、時間を節約し、本業に専念できる点が大きなメリットです。
WEBで集客したいなら自作がおすすめ
行政書士がWEBからの集客を目指す場合は、自作でホームページを作成することをおすすめします。
ホームページは開設しただけでは集客できません。更新を繰り返すことで、SEOの効果を高める必要があります。
自作であれば、更新作業のハードルが下がり、業務内容の変更や追加にも柔軟に対応できます。行政書士の業務は多岐にわたるため、開業当初に想定していなかった業務を後から追加することが多々あります。その際、ホームページを常に最新の情報に保つためには、更新作業を自分で行える方が便利です。
また、開業当初は大きな費用をかけられないが、時間に余裕がある場合もあります。その時間をWEB制作やSEOの知識の習得に充てることで、長期的に大きなメリットとなります。
外注する場合は費用とサービス内容に注意
行政書士のホームページを外注する場合は、以下の点に注意が必要です。
- 費用はどれくらいかかるのか
初期費用や保守費用の詳細を確認しましょう。 - 買い切り型か継続利用型か
継続契約が必要なプランの場合、総コストを把握しましょう。 - 更新や修正対応は可能か
自由に変更できる環境があるかを確認しましょう。 - 解約方法や手数料はどうなっているか
契約内容や解約に関する条件を事前に明確にしておきましょう。
事務所紹介型のホームページを作るのであれば、頻繁な更新は必要ありません。デザイン性が高く、買い切り型のホームページを低価格で探すのが理想です。
一方、WEBで集客を積極的に行いたい場合は、更新サポートが充実しているかなどのサービス内容を確認する必要があります。そうしたサービスは通常、継続的な費用がかかります。
行政書士がホームページを自作する方法について
ここからは行政書士がホームページを自作する方法についてご紹介します。
作成システムはWordPressがおすすめ
行政書士がホームページを自作する場合、最もおすすめのツールはWordPressです。
WordPressがおすすめな理由
- 世界シェアNo.1の信頼性
世界中で利用される信頼性抜群のCMSで、豊富なテンプレートやプラグインが利用可能です。 - 無料または低価格で利用可能
本体は無料で、必要なのは独自ドメインとサーバー費用のみで始められます。 - カスタマイズ性が高い
テーマやプラグインで自由自在にデザインや機能を追加でき、独自性を出せます。 - SEOに強い設計が可能
SEOに配慮した設計で、プラグインを使うことで高度なSEO対策が行えます。
Wixやペライチなど無料のホームページ作成ツールはほかにもありますが、Wordpressはシェア、カスタマイズ性、SEO対策において圧倒的に優れています。
ただし、Wordpressは操作方法において、初心者には少し難しく感じることがあるため、学習コストはそれなりにかかります。
ホームページ自作の基本ステップ
WordPressを利用して行政書士のホームページを自作する基本的な流れは以下の通りです。
当院での初診から治療の流れをご案内します。
サーバーと ドメインを準備
レンタルサーバーを契約し、独自ドメインを取得します。その後、サーバーにWordPressをインストールします。
WordPressの基本設定
サイトのタイトルやURL構造の設定を行い、セキュリティプラグインやバックアッププラグインを導入します。
テンプレートを選ぶ
無料・有料のテーマから目的に合ったものを選択します。初心者には操作が簡単でデザインが洗練された有料テーマがおすすめです。
必要なプラグインを導入
問い合わせフォームやSEO対策用のプラグインをインストールし、サイトの機能性を強化します。
ページを作成
トップページや業務案内、お問い合わせページを作成し、適切なキーワードを配置してSEO対策を意識します。
定期的に更新
業務内容の変更やブログ記事を追加し、最新情報を反映させることで集客効果を高めます。
ホームページの自作はおすすめだが簡単ではない
ホームページを自作することはおすすめですが、決して簡単ではありません。特に以下のような点で専門知識が必要です。
- WordPressシステムの理解
初心者には、テンプレートの設定やカスタマイズが難しく感じられる場合があります。 - セキュリティ設定
サイトの安全性を確保するため、パスワード管理やセキュリティプラグインの導入が必要です。 - システムのアップデートと不具合対応
WordPressやプラグインの更新に伴うトラブルへの対応力が求められます。 - バックアップの必要性
万が一のデータ損失に備え、定期的にバックアップを取る必要があります。
WordPressは初心者にとって操作が複雑に感じられることがありますが、有料テンプレートやマニュアルサイト等を活用すれば比較的スムーズに作成できます。ただし、維持管理やセキュリティ対応には継続的な学習と労力が必要です。
もし、パソコン操作に不安があったり、学習にかける時間を本業に使いたい場合は、外注を検討することも一つの賢い選択だと思います。
まとめ
この記事のまとめ
- 行政書士にとってホームページは信頼性を高めるために必須のツール。
- 自作は費用を抑えつつ更新に柔軟に対応できるが、時間と学習コストが必要。
- 外注はプロの品質で短期間に構築できるが、費用が高額になる可能性がある。
- 集客を目指すなら、自作でSEOや更新を重視した運用が効果的。
ホームページの制作方法は、自分の営業スタイルや事業の規模、目標に応じて選ぶことが大切です。自作でスキルを磨くか、外注で効率化を図るか、それぞれの特性を活かした形でホームページを制作することをおすすめします。
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余計な装飾を排し、本質的な情報に焦点を当てたシンプルで見やすいデザインのホームページを制作します。
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投稿者プロフィール
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1980年生まれ。A型。福岡在住の行政書士。2級FP技能士。
40歳にして脱サラ。令和2年度行政書士試験に合格し「そよぎ行政書士事務所」を開設。許認可業務に加えWeb制作も行う。
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